おはようございます。
多くの企業が夏季休暇から明け、本日からまた新たな一週間が始まりますね。
弊社もまた、新たな出会いとミッションに向かう一週間となり、共に働くすべて
の方々が未来を描く希望を持てるように、全力で取り組んで参ります。

今日は、私がこれまで面接や職場見学前に必ず、お話をさせていただいていたこと
をここに記述させて頂きます。

これまで、人財ビジネス業に携わり、数多くの面接の機会に立ち会わせていただく
ことがありました。その際、履歴書(プロフィール)や、自己PR文書などは事前に
ご提出いただくため、時間をかけてしっかりと確認をすることができたのですが、
業界に入社したての頃は、優秀な求職者の方をご紹介しても、後一歩のところで
不採用になり、営業としての未熟さを反省する日々が続きました。
その理由、原因を探し対策をとるに分析を重ねるところ…一つの共通点に辿り着き、
事前の打合せの場で、求職者の方に共通のマジックフレーズをお伝えすることで、
採用に辿り着くことができました。

≪不採用の理由…。≫
リラックスした場では笑顔も出て、質問にもハキハキとした声で答えていただける方でも、
面接時のような緊張感の或る場所では、真剣に話を聴けば聴くほど、言葉で応えることを
忘れてしまう方が多く、折角の自己表現の機会を損失してしまい、(元気がないね)
(スキルは良かったけれど他社員とのコミュニケーションが不安だね)などの理由で不採用
になることが度々あり、如何にコミュニケーション能力が重要かを改めて痛感致しました。

【Wikipedia参照】コミュニケーション能力とは。
言語による意思疎通能力、感情を互いに理解しあい、意味を互いに理解しあう能力。
感情面に気を配って、意味をわかちあい、信頼関係を築いてゆく能力。

皆さんも入社して数年が経つと、社内でのコミュニケーションの重要性を感じられてきた事が
多々あると思うのですが、私も前職での相談では、(業務内容の難易度)よりも(人間関係)の
相談が圧倒的に多く、その大半が、(コミュニケーション)が上手く取れないがばかりに、誤解を
招き、退職したい。と、云うものでした。

仕事の創造性、表現の仕方は個性が融合されて組織の中で進化を遂げ、新たな発展へと結びつくと
思うのですが、個性を表現する以前に、相手の話をしっかり聴いています。という表現を、(はい、
いいえ)など声に出して伝えられることや、(有難うございます)(申し訳ありません)などの礼儀
・敬意の言葉を声に出して伝えることができる能力は、これまでその方が歩んでこられた社会性から
身に付くものであるため、僅か数分の面接の場では取り繕うにも至らず、会社組織の中での将来性を
慧眼されてしまっていたのでした。

≪劇的変化は素直な心の表現…。≫
そこで、面接前には必ず(今日はこれまでの人生の中で一番
オープンな心で素直に自分を表現して
ください。そして、今日、この時間をお取りいただいた面接官の方のお話を、耳で聞くのではなく、
心と脳で聴いてお応えしてみてください。そして、採用された際には、今日のオープンな気持ちをどうか
忘れずにいてください)と、お伝えするようにしたところ、劇的に採用へ導かせていただく門扉が開き、
如何に(素直な心)の表現が重要かを再認識したことがあります。決して大したことを申し上げていた訳
ではなく、ただ事前に用意してきた言葉で応えるのではなく、相手が知りたい本質の部分を、オープンな
気持ちで素直な心の表現でお応えできること。そのことが最も重要であるということを、事前の打ち合わせ
では時間を掛けてお話させていただきました。

面接官の方は、年間何百人もの方との面接の時間を重ねています。
僅か数十分の面接でコミュニケーションをとることには慣れているといえど、オープンな気持ちで応え
られる方との会話は弾み、高いコミュニケーション能力に、成長性を感じ取られていたのではないかと
思います。

経営の神様と言われた松下幸之助氏も(礼に始まり礼に終わる)ことを重んじられたように、人間社会、
働く上での原点は、やはりこの礼儀・挨拶から始まるのだと実践の場で体得しました。

共に働くすべての方が、働く場でイキイキとした時間を過ごしていただけるように、私もまた、原点
に立ち返り、コミュニケーション力を上げてゆきたいと思います。
そして今週もまた、多くの方との縁がつながることを楽しみに日々の業務に努めて行きます。